モニカ・ヴィッティの観る
アラン・ドロン共演のミケラ
ンジェロ・アントニオーニ監
督作
「愛の不毛三部作」と呼ばれてる三作目
二作目の「夜」は一年ぐらい前に観て
なかなか良かったけどアントニオー…
11.21.2021
04.27.2024
ロマンスがまるで煙を手で掴もうとするような営みであるように、この映画を追おうとする脳の動きすらなんだかバカらしくなってくる。そんなしんみりした気持ちでう…
良い!底無しの虚無。
愛し合ってもカラ、儲けてもカラ、死。
モニカヴィッティとアランドロンの美男美女加減も虚無に拍車をかけるし、脱いでないのにもうずっと脱いでるみたいな。アンオニオーニの演出が的確な…
大戦の終結後、人々はただ生きることに必死だった。
それまでの文明は一度破壊され、原始的、動物的な本能によってのみ、人は生かされていた。
しかし戦後のめざましい復興が、人類を再び物質の世界へと誘ってい…
【煉獄】
最初観たときはあまり面白く感じなかったが、段々良さが理解出来てきたアントニオーニ作品。(アラン・レネの『去年マリエンバートで』も初見時は良く分からんかった)
かなり大人っぽい内容なので…
赤い砂漠と似たように、モニカ・ヴィッティがここではないどこかに憧れる映画だった。
ただ決定的に違うのが赤い砂漠では工業的雰囲気から逃げないとまずい毒々しい空気があったが、この映画ではただひた…
再見してみてやっぱりわからない
しかしほぼ全てのショットが美しすぎてなんかもうそれでいいのでは
株式投資、愛、冷戦、全て実態のないものに翻弄され続ける人間の心を映しているのかな
多分あんまり考えても…
「愛の不毛」って何なんだ。
ただ男女が出会い、別れるだけの物語。
アントニオーニの作品に、劇的な筋書きなんて要らない。
婚約者と別れたモニカ・ヴィッティの空虚感は、証券仲買の仕事に頑張り、恋でも…