女が階段を上る時の作品情報・感想・評価・動画配信

『女が階段を上る時』に投稿された感想・評価

4.1
2,415件のレビュー

正月三日の露払いに。
菊島隆三の第一回プロデュース作は成瀬版「赤線地帯」のような重量ある「夜の女たち」の物語だった。
1960年の正月映画第二弾がこれというのも、中々凄いと思う。
女性の社会進出だの…

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peco
-

縞の着物に矢がすりの羽織を重ねる。真っ直ぐな矢代圭子(高峰秀子)にピッタリ。

意識していないと、生まれ育った環境での慣れ親しんだ役割をその後の人間関係でも繰り返し続けてしまうような傾向が恐ろしい。…

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過去記録
5.0
このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい…胸をかき乱されるのに、どこか落ち着くところがある。巧すぎる。
どんな男にも靡かぬ主人公が、唯一「好きな人にお金の話をするのは嫌だった」と気持ちを落とす相手である藤崎が森雅之によって狡く渋…

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傑作だと思う。

銀座バーマネージャー小松仲代達矢が、夫の骨壷にラブレター💌と写真を入れた純情な未亡人矢代圭子高峰秀子をスカウトして五年、圭子は、性欲に駆られた男性客の誘惑を振り切り雇われマダムに出世したが、密かに想…

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EITO
4.5

〜成瀬巳喜男命日・ユリイカ特集に倣って〜
お傑作です。黒澤明が「「成瀬さんは、短いカットを積み重ねるが、それを継いだのを見ると、決してそうは見えないで、一つの長いカットのように見える。見事に流れてい…

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タイトルおしゃれすぎ!(全部しっかり鑑賞したうえで)内容もそう来たか、があってよし。こんなねえさんになりたいものですねえ。
syc9b
4.7

鋪道の並木も冷たい風を受けながら新しい芽を育てていく。私もそれに負けないように生きていかなければならない。
風が当たれば、当たるほど…。

【感想】
良すぎる。
銀座の7丁目で働かせてもらった1年間…

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nanami
-

見終わってみると、セキネさんが骨子になっている気が。やられた。「こんな美しい人にまさかね」残酷。
成瀬巳喜男2作目だけどあねさんが好きなんだなと安直に思っている。高峰秀子だからこんなに奥行き生まれる…

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