芸者上がりの4人の末路って事で、かなり『流れる』と被ってるけど良い。成れの果ての強欲ババァから女を垣間見させるイヤん♡と強烈な何かを発しまくる杉村春子を筆頭にみんな残念な感じ。望月優子と細川ちか子の…
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金貸しのきんと、彼女から金を借りているむかしの芸者仲間たちとの群像劇。
見事な構成・演出と随所にみられるセンスあるユーモアが、いっけんなんの救いもないこのものがたりにポジティブな後味をあたえてい…
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いわゆる職人美の世界です。文句を言うとこちらに火の粉がかかる、もはや判断は趣味の領域に留めるべき作品。おそらく、「赤線地帯」の登場人物たちの10年後の後日談といったところでしょうか。若尾文子は杉村春…
>>続きを読むこれぞ成瀬監督作品!
元芸者の中年女性を主人公にしている極めて珍しい作品。成瀬作品にしては珍しく後味悪くなかった。
夢や希望も無い超現実的な話しなんだけど不思議となんかおもしろかった。
このおもしろ…
このレビューはネタバレを含みます
1951年に出版されたら林芙美子の原作を元に1954年に成瀬巳喜男が監督した映画。
戦後、貧乏でも楽観的に暮らしてる者もあれば、お金で苦しんでる人も出てくる。
かつての芸者の面白話で構成…
成瀬版いじわるばあさん。いつもよりロケ撮影が少なめだが当時の生活感を存分に楽しめるのでこれはこれで良い。全然子離れできない人、お金がお酒やギャンブルに溶けちゃう人。登場人物は皆キャラが立ってていい。…
>>続きを読む「何よ。所詮金貸しのババアじゃないの。」あまりにもあり溢れた愚痴で借り手たちは連帯をなすものの、その「所詮」に隠された怯え、哀しさ、そして忿怒を彼女たちは知らない。もうすでに落ちるところまで落ちてし…
>>続きを読む『流れる』のその先の先。に待っているお話。
鷹野橋サロンシネマでの初見以来。
杉村春子ショーだったイメージしかなかったけど、とみとたまえ各々の晩菊もしっかり描かれていて、それは殆ど忘れてたからやはり…
元芸者たちの人生哀歌と思いきや、人生讃歌にすら思えてしまう終盤の彼女たちの清々しさ。まるで平凡な日常こそ本当の幸せであることを知ってるかのように。展開も最後には日常に帰結していく。『晩菊』というタイ…
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