紙屋悦子の青春に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『紙屋悦子の青春』に投稿された感想・評価

SANKOU
4.1

このレビューはネタバレを含みます

間もなく陽が沈もうという夕暮れ時、病院の屋上で一組の夫婦が腰かけている。お互いのことを気遣いながら、何とはなしに会話を続ける夫婦。どうやら夫の方はこの病院に入院しているらしいが、少しでも妻の側で同じ…

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4.2

1回目2006年11月16日
静岡シネ・ギャラリーへ浜松から遠征して見た。
黒木和雄監督の遺作となった本作は浜松で関わっていた自主上映会でも上映したかったけど(ブログに書くなら大人の事情でとかボヤか…

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81
4.5
本上まなみさんの
『赤飯』のくだりで涙腺崩壊𓍯⋆꙳⠜
『日常』の『有難さ』を
噛み締めた映画でした。

原田知世さんと
永瀬正敏さんの
老人役には『早過ぎた』感が
漂います𖠌⸝⋆
方眼
4.3

松田正隆の戯曲を映画化。「父と暮せば」よりは映画的にカットを割っているが、1ショット長回しで卓袱台シーンを味わい深く演出している。戦争中の日常、ユーモアもあれば、迫りくる不穏もある。これはこれで凛と…

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4.4

傑作でした。期待はしていたのですが、期待以上でした。
松田正隆氏の戯曲が基、黒木和雄監督の遺作。
舞台作品を観ているのですが(まあ演出によりますが)、映画版はより柔らかくて、名もなき庶民を描いている…

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5.0

このレビューはネタバレを含みます

どことなく
『この世界の片隅に』も思い出す。
おはぎのエピソード
(『あん』永瀬正敏)

歳とって労り合う二人の姿が良かった。

珠玉の『美しい夏キリシマ』『父と暮らせば』とこれ残して去った黒木和雄。なんて見事な生の〆だろう。この遺作は渾身というよりも淡々と撮られた感じ。そしてこの淡々さは祈りのよう。戦禍の下で悲しみも苦しみも…

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imapon
4.2

原田知世、芸能生活35年を記念しての特集上映にて。

昨年の傑作「この世界の片隅に」と同様に戦中の市井生活を綴った作品であり良質な反戦映画といえる。

元は戯曲という事で、なるほど登場人物も舞台もシ…

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『竜馬暗殺』『父と暮らせば』などの名作を世に送り出し、遺作となった本作を、没後十年の企画「黒木和雄映画祭」にて鑑賞。自由を愛し戦争を憎んだ監督らしい最後の作品は、もっともっと映画を作って欲しかったと…

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slow
4.1

タイミングよく鳴る掛け時計。絶妙だ。
役者陣の演技が素晴らしかったと思う。
小林薫と本上まなみ。
永瀬正敏と原田知世。
永瀬正敏と松岡俊介。
それぞれの距離感や間もまた絶妙で、やっぱり会話劇って大人…

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