三隅研次監督作品。
脚本は新藤兼人。
1962年公開作品。翌年公開の雷蔵最高の当り役『眠狂四郎殺法帖』から始まるシリーズの眠狂四郎の原点は明らかにこの作品の主人公『高倉信吾』
1995年キネマ旬報オ…
観る前にハードル上げ過ぎた系。確かに三隅研次監督ならではの美意識が発揮された映像表現は素晴らしく、オープニングをはじめ印象的なショットが度々見られる(人間が縦にまっぷたつはやり過ぎw)。ただ極端にド…
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ナイフや剃刀等で指等を切ると感じる痛みは、一瞬にして全身を貫く。対してこの作品から感じる痛みは、まるで紙をめくっていたら突如として感じる痛みに近い。始めの内は「ん?」と思うのだが、徐々…
非業の死に取り憑かれた男、高倉信吾(市川雷蔵)の生涯を描いたいわゆる「剣三部作」の一作目。
話法の洗練と主題的な一貫性がまったくオリジナルなスタイルを作り出しており、画面の緊張感が半端でない。
大胆…
このレビューはネタバレを含みます
時代劇に対するステレオタイプな概念をみごとに裏切ってくれたのがこの三隅作品。
ほのぼのとした始まりから、あれよあれよと波乱の生涯を走り抜け、ラストの切腹に至るまでまったく隙がない。美しい巻物絵を観て…