斬るに投稿された感想・評価 - 28ページ目

『斬る』に投稿された感想・評価

くずみ

くずみの感想・評価

5.0
ショットショットショット。この構成美。硬質の藤村志保が映える、オープニングがとりわけ素晴らしい。雷蔵という人は本質的に一人なのだと思う。何度も挿入される白梅のように凛として。
オープニングのシークエンスの格好良さは必見。
あの有名な残酷描写は当時の観客は相当驚いたはず。
作家性はできるだけ廃除して、娯楽性を追求した正しき庶民派映画。
雷蔵さんのアップ多めで語るから、ファンには良いのかもしれないが私には退屈だ。剣を水で濡らし下から撮るショットが辛うじて美しい。
Tiara

Tiaraの感想・評価

4.5
後に明かされる衝撃の秘密と
腰元の表情の伏線
全てを捨てて邪剣に捧げる
清く哀しい剣豪
君子への忠誠
とにかく画が美しい。雷蔵の殺陣も流麗で、冒頭とラストは対比が大変素晴らしかった。

しかし、構成にメリハリきいてなくて、何か展開するかと思いきやあっさりと収束してしまうのにノれなかった。
chica

chicaの感想・評価

3.9

71分のわりに内容が濃かったのはいいけど、時間経過早すぎる。
あと映像美が素晴らしすぎて、画面に夢中になって主人公の出自については理解できなかった。(義理の父親が瀕死の状態で話してるのもあるけど)

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2016.1.12@東京フィルムセンター
《映画監督 三隅研次》
マヒロ

マヒロの感想・評価

3.0

家族を失った剣士が、あてもない旅に出る…というお話。

エラい簡素なあらすじになってしまったけど、この映画、このあらすじ以上の柱となる設定が無くて、幾つかの話を無理やり組み合わせたような不思議な作り…

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1カット1カットいちいち画面の構図がいい。
役者の所作が美しい。
yaaa

yaaaの感想・評価

4.0

市川雷蔵の70分で語る「刀と私」。

悲しい出生の秘密を持った市川雷蔵が、ただなんとなく旅にでてなんとなく思いついた必殺の剣術を武器にアウトローな人生を送る。

美しいというベタな誉め言葉のセットで…

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