このレビューはネタバレを含みます
『ミツバチのささやき』と『エル・スール』を2本続けて鑑賞。
個人的には、『エル・スール』の方が楽しめた。
父の振り子を使った井戸探しはどういう仕組みなのだろう。霊的な能力者なのか、インチキなのか。
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娘の聖体拝受を契機に死んでいたようなものなのだろうなあ。
それから地盤喪失。拝受によって、世界を失ったが故の回帰を求めたようにみえる。生き尽くしていた!
娘からみた父をハナからハシまで通してて美。…
エリセの人生の中心には映画が揺るぎなくあり、どうしてもそれが創作物の中にも出てくるのだと思った。また他の作品との共通点として霊的なものが、本作ではそこはかとなく、というのでなく、しっかりとストーリー…
>>続きを読む画面の美しさよりも俳優の表情の方が印象的。
レストランで顔を上げた父の表情が忘れられないと語るモノローグは既に映像に遅れていて、画面は父親ではなく彼が書いていた手紙を映す。
言葉では語ろうとすれば何…
父アグスティンと娘エストレリャの関係の変化と決別。過去にとらわれ前に進めなかった父と父の故郷に向かう娘の成長の対比。父の親だけではない面に気付いた時、娘は一つ親離れの階段を上がる。スクリーンの人物に…
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少女の主人公が、父親に妻ではない想い人がいると知り、そのことを父に告げると父が自殺してしまう物語。
浮気を子供の視点から見せるのはハラハラして面白かった。でも、終始暗い。
あと父親の心がとても弱…
ビクトル·エリセ31年ぶりの長編作品「瞳をとじて」公開記念で上映された。
大学生の時に「ミツバチのささやき」とともに観てビクトル·エリセ監督を知った。
自死する父親との思い出を娘が回想する形で進んで…
「境界」を自転車で進んで帰ってきたら大人になっている演出がとても好き。真似したい。
私も主人公の成長にあわせて心を作り変えて鑑賞することができて心地良かったです。
主人公と両親との距離感がこの映画…
(C) 2005 Video Mercury Films S.A.