暖かさと冷たさが同居している映像の中で語られる父と娘の思い出。少女が大人になることで生まれる過去。
大人になるたび少しづつ知っていき、少しづつ分からないことが増える。
北で育った少女が、雪の降らない…
同時購入した「ミツバチのささやき」とのBlu-rayからの鑑賞。
こちらもスコアをアップした。
真っ黒のタイトルバックからそのまま導入される、窓から差し込む光が次第に明るくなる映画のオープニングに…
「絵画のような美しさ」という枕ことばは、『バリー・リンドン』を筆頭にいろんな映画でなされるのだけれど、ビクトル・エリセの映画はその究極じゃないかとすら思う。全てのショットが繊細で力強さに満ちていて、…
>>続きを読むエストレーリャは父の名を呼ぶ母と、犬の鳴き声で目を覚ます。
父がもう戻らないことを察した娘は、謎の多かった父の在りし日の姿を思い起こす。
エリセ監督の長編二作目。
独裁政権が終わり民主化が進む中で…
ユーロスペースのエリセ特集で観ました
ちょっと…難しい…
落ち着いてもう一回みよう、と思ってたらだいぶ経ってしまったな
2017.10 DVDで観て追記
アッーー
これは…好きな…映画…
ミラグロスが父と祖父の関係を表現した「出口のないトンネル」という言葉がエリセの映画をとてもよく言い表しているような気がする。時間、それ自体を知覚すること。時間と物語を切り離すことがエリセの切り拓いた…
>>続きを読む【…大好きなパパ…】
絵画にも似て…、-one shot-の映画的時空の中を 光と影の階調が変遷してゆく…。 = 父に対す幼少期の絶対的憧憬から、思春期の理解し難い存在へ~。 点在するミステ…
ユーロで2回目の鑑賞。
とにかく、やっぱりエリセは光の入れ方が素晴らしすぎる。
ファーストカット、ゆっくり変わっていく画面どのシーンとっても絵画のようで、美しすぎてそれだけでもこの映画の価値になり…
南への憧れというのは、北に住むあらゆる人たちが持つものだろうか。この映画に出てくるスペインの寒々しさがとても好きだ。そう、スペインの北部は雪が降るのだ。
南に行くところから物語が始まる、というのがも…
(C) 2005 Video Mercury Films S.A.