アキ・カウリスマキ初鑑賞。結構好きかも。
炭鉱閉鎖で仕事を失くした男がキャデラックで南を目指す珍道中。
キャデラックを息子に譲った親父がいきなり拳銃自殺する。その演出があまりにも早急であっさりし…
ARIEL(原題)でも素敵だけど、『真夜中の虹』という邦題を考えた人は本当に素晴らしいな。
こいつらが、虹のかかる先にある「お伽の国」でナイスな人生を送ることを願ってやまない。
あとやっぱ登場人物…
労働者三部作②
初期の頃のアキ作品は結構尖ってたんだな。
近作ならあんなほぼ濡れ衣状態で投獄されてもw文句一つ言わずに刑期を終えて来そうなのにw
これでは脱獄、強盗、殺人と結構ワルしてたw
でも…
労働者三部作の中ではこれが一番好き。
面白かった。
主人公のカスリネンが信じられないぐらいついてないのに飄々としてて全然深刻ぶってなかったり、脱走したり密航したりその他諸々すごい大変な事態になって…
雪国でオープンカー。でっかいライター、ラジオ。
フリに対して一つのカットで答えるのクセになる。
刑務所に入ったり、主人公が銃殺したりいつもより一見取り返しのつかない深刻出来事が続く様に見える。けれど…
仕事のない北から南に行くという全体の流れは好きだけど、それ以外の良さはわからなかった。
登場人物のセリフ、反応、行動が人形のように思えてしまった。
仕事のない男と一晩共にしただけの関係で刑務所まで…
マッティ・ペロンパーは後半に脱獄仲間として登場。原題ARIELは、逃亡先であるメキシコに向かう船の名前。
エンディングのOver the Rainbowがよかった。「この虹の向こうには、子守歌で聞…
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話が進むにつれて状況が最悪になってくけど、カスリネンがほぼ動揺せず淡々と話が進んでいくからテンポ良くて見やすかった。常に動きのある絵面も見ていて飽きない。
野垂れ死にフラグ立ちまくりだっ…