画面の切り取り方が特徴的でこれはもっと観たいと思わされる。
オプー三部作と言われるが、定まった視点はなく、それゆえに非常に平等に物語ることに成功していた。
人々に二項対立的な安易な構造はなく、階層的…
1950年代のインド映画
映像のクオリティはあまり綺麗とはいえないが、ストーリーが普遍的で、古さを感じさせないとても良い映画だった
1920年代のインド、ベンガル地方の
小村に暮らす貧しき4人家族…
「オプー三部作」の一作目でインドの巨匠サタジット・レイのデビュー作
数年前から「みたいリスト」に入れてたのに全くサブスク配信や劇場再上映もされないし近所のTSUTAYAにも置いてなかったけど偶然店…
初サタジット・レイ。wikiで監督について多少調べてから観た。実はジャン・ルノワール門下生。インドで撮った「河」の撮影に参加してたらしい。あとイギリス滞在時にしこたま映画観て「自転車泥棒」ほかネオレ…
>>続きを読む貧困層の家族の日常をゆったり描く映画。特別ストーリーに大きな波は、終盤を除いては無いのだが、綺麗な画作りがすごく魅力的で2時間楽しく観ることができた。母の一家の大黒柱的な、家の名を守る責任感を強く負…
>>続きを読む姉と見たすすきとSLの黒煙が棚引くショットや盗ったネックレスを発見し蓮池に投げるまでの連続したシーンなど印象的な場面が数多くあり、1番心に残ったのはシヴァ神の首に巻いている再生と輪廻の象徴としての蛇…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
音楽:ラヴィ・シャンカール!?誰しもが迎える死、黒煙を吐いた汽車が斃れた人を迎えにくる。おばさんの亡骸の近くには筍が顔を出し、盗んだ首飾りの入った御椀には蜘蛛、これらは輪廻を感じさせ、おばさんの肩掛…
>>続きを読む【1966年キネマ旬報外国映画ベストテン 第1位】
インドのサタジット・レイ監督の「大地のうた」三部作の一作目。カンヌ映画祭ではヒューマン・ドキュメント賞を受賞した。
素晴らしい。サタジット・レイ…
貧乏な一家に生まれた少年オプーが体験する大きな悲しみ。殆ど外に住んでいるような簡素な家、いつもお腹を空かせた兄妹。おばあちゃんと姉の二つの死が物語の大きな動きであるが、登場人物たちは淡々としている。…
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