成瀬己喜男の映画は、何とも言えない情緒といやらしさが混在する。溝口健二が「うまいけど、金玉がない」というのは、言いえて妙だ。この映画も一人息子を育てながら銀座のバーに勤めるチーママを田中絹代、妹分を…
>>続きを読む夜の銀座に無数に煌めく名もなき星たち。
そうはいえど、日々の暮らしと将来の不安のなかで揉まれながら夜の街に繰り出していく。
田中絹代先生演じるシングルマザーの女給は女学校まで出ていながら夜の仕事を選…
田中絹代が良かった。銀座に生きる女たちと他場所から来た坊やの対比。成瀬巳喜男監督の他作品に比べると地味で印象は薄いが当時の銀座の風景を見られるのは楽しい。路面電車に新しく出来たお風呂屋さん。彼の作品…
>>続きを読む前半部では男とお金にまつわるエトセトラが展開され、男なんてロクなもんじゃないと妹に諭すお雪さんだけど、何事にも頓着しない「ぼうや」に会ってから、なかには良い人もいるもんだ、と裏返る。
お金やタバコ…
@神保町シアター
田中絹代は銀座のバーで勤めてる今で言うシングルマザー的な女性。おそらく当時はシングルマザーという言葉すらなかっただろう。
客の下手くそな歌に付き合わされてる時の田中絹代の死んだよ…