花井蘭子演じる静江の登場以降ぐっと面白くなる。彼女がトリックスターとして場をかき乱し、ストーリーにテコを加えて新たな展開を生み出す。
笑いのさりげない挟み込み方がとても巧い。コミカルな場面が全体に…
初めて見た白黒の日本映画。
田中絹代が煙草をふかす仕草がなんともかっこいい。
セリフがおしゃれだし見せ方もわかりやすくて、仕掛けにちゃんと気付けるのが、楽しい。
何よりも銀座の昔の姿がいろいろ見れる…
出だしからとてもハイカラ!
すみからすみまでモーパッサン的で、すごくグッときた(『ベラミ』への言及も)。
人生の甘みはチューインガムのように一瞬で、たばこみたいにすりへってゆく女給の人生。子どもの…
当時の女性の考え方というか、結婚観を知ることができる。この頃から、時代は大分変わったんだなぁ。
田中絹代さんがチャキチャキしてて頼り甲斐あるママン。今まで見てたのが淑やかな女性を演じてる作品ばかりだ…
冒頭、はる坊が銀座を駆け抜けるシーンから良い映画の予感。はる坊が出てくるシーンが一々良かった。たたたっと町を自由に駆け抜けていく様は清々しい。
夜の街に生きる女性達の逞しくカラッとした生き様にもグッ…
春が来た
田中絹代によって小さな宇宙に喩えられる昭和26年当時の銀座は、流しのギター、アコーディオン、ヴァイオリンと幼子の歌、三味線、長唄、紙芝居の寄せ太鼓、歌謡ジャズのレコードといった豊かな音で…