東京の蒲田で殺人事件が発生。刑事の今西と吉村は捜査にあたる。被害者は死ぬ前、ある男と会っており、そこで"カメダ"と言う名前を口にしていたことが分かり…
邦画サスペンスの名作です。
50年前の映画…
積み上げてきた地位と名誉…砂の器も崩れる…父親と息子の「宿命」と共に流れる回想シーンの相乗効果が心に響き渡る。
貧困と不治の病、当時の日本の感染症に対する偏見と差別。
加藤剛、演奏を通した心情には目…
映画が始まってすぐに、あぁこれは名作なんだなぁと分かる。
砂浜で子供が1人遊んでいる。
その静けさから、音楽が入り、タイトル、クレジット。
そうそうたるキャストの名前が連なるが、その中でも目立つの…
国鉄蒲田操車場構内で扼殺死体が発見されるが被害者の身許が分からず捜査は難航…ただ1つカメダというキーワードから捜査は始まる…
あらすじだけ見たらよくあるサスペンス映画に思えたが全然違った。刑事の地道…
原作の小説ではたった2、3行だけの親子放浪旅の記述が本映画ではおよそ30分掛けて壮大かつ細やかに描かれている。この回想シーンは日本映画屈指の名場面と言われるそうだ。親子の愛情に涙無くしては見られな…
>>続きを読むすごい演出、演技、豪華すぎる俳優陣。
前半は旅物としてものすごく楽しい。
無駄足捜査も含め、各地の駅、村が映り電車が映る。
鉄ちゃんの私としては特急まつかぜや木次線の登場にたまらんとうなりっぱなし…
松本清張って本当すごい、となる映画。
昔見た時は、辛い過去から逃げるために仕方なく犯した犯罪という印象だったのだけれど、大人になって改めて鑑賞したら、やっぱり人間には超えてはならない一線があるし、…
父子の別れといった人間ドラマ的な要素やハンセン病患者への差別といった社会問題を取り扱っており、サスペンスの域を超えた重厚な作りになっている。島田陽子の美しさと終盤の壮大なピアノの演奏シーンが印象的だ…
>>続きを読む橋本プロダクション