退屈を極めているのに、その退屈さすら計算されたものに思えてくる。絵画のような人物配置と静的な視座、その日常に突然差し込まれる異質な瞬間。子供が背後から飛びかかるだけでも、タルコフスキーの手にかかると…
>>続きを読む理解できなさに溺れる150分は意外と苦痛ではない。独白による自問自答とかっこよすぎる映像に魅せられる。重大な危機を前にしたとき、祈ることしかできない。信じることしかできない。そうやって次の世代に託し…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
アレクサンデルは第三次世界大戦を前に、神に救いを求め、自らのすべてを捧げることを誓う。
グラスが揺れ、空襲が迫ってくるシーンや、人々が逃げ惑うシーンは印象的だった。
マリアの家で二人が浮遊する場…
【枯れ木と祈り】
アンドレイ・タルコフスキー監督の1986年の作品
〈あらすじ〉
スウェーデン南部の孤島で、アレクサンデルは、喉の手術を終えたばかりで口をきけない幼い息子とともに、海岸沿いに枯れ…
公開時以来40年ぶりにDVDレンタルで再見。
これを観直そうと思わないくらい映画から遠ざかっていたということだ。
記憶とはやや異なるところもあったが、やはり、とんでもない映画だった。タルコフスキー…
例えば『ノスタルジア』では時間が繰り返されるように流れていたけれど、本作では時間は完全に静止しているように見えてならない。それはある地点で止まっているというよりは、端まで流れきったというような、もう…
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