表象する世界との決別こそ芸術の追究であり、それは真理との接続とも言い換えられる。
それを絶え間ない詩的なイメージで具象化し、身を切る覚悟で映像に繋ぎ止められる非凡なデミウルゴスこそ、タルコフスキーな…
タルコフスキー最後の作品となったこの『サクリファイス』は、もしかすると彼の作品のなかで、最も彼らしくない作風という意味において、1つの終着点を表しているようにも思う。
彼らしくないというのは、「罪…
タルコフスキー全作品中一番好き。毎回救済がテーマに上がるのと難解とか長いとかとっつきにくいとよく言われるけど、この人以外もシュワンクマイエルやキューブリックやリンチもだけど読み解くのではなく身を委ね…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
言葉がうまく出てこない。
言葉が表象され、固定されて形を持つことへの恐れ。それが真実ではない気がしてしまう。
ただここではこの映画のように、勇気をもって自分の言葉という虚構を信じ切ってみたいと思う…
まじで頭抱えながらヤバすぎってずっと言ってた、
ラストシーンはワンテイクだから見てるおれも緊張して死ぬかと思った
やっぱ登場人物が頭おかしいと画面に映る全てがそれに連鎖してただならぬ不安感を投げかけ…
タルコフスキーの遺作。
饒舌な無神論者の主人公が、核戦争勃発をきっかけに神にすがっていくようになる。
主人公の誕生日に郵便配達員が「犠牲を伴わない贈り物なんてありませんよ」と言う。
核戦争勃発後、主…