このレビューはネタバレを含みます
近所に住む中学の同級生が家にDVDを持ってきてくれて、観てくれということだと思って、部屋の電気を消して暗くして集中して観ました。撮影は凄かったし、演技は舞台みたいで皆達者な俳優が出ていたけど、観てて…
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核戦争で世界が週末を迎えて陰鬱な空気が漂う所までは条理にかなっているので理解出来たけど、その先の展開はどれも不条理で、ロジックがまだ理解出来ない。
魔女とセックスして家を焼き払うことが救済の代償だっ…
死にゆく病人の、朦朧とした妄想の連なりが150分。キチガイ病棟の壁に糞で描かれた黙示録こそ究極の表現。
あらためて見返すと、中心にエルランド・ヨセフソンを据えていることもあり、ベルイマンの影響が色濃…
自分がやった事やらなかった事すべてに理由があった、理解はして貰えないだろうが全部君たちの為だったんだ、という後悔と言い訳と懺悔のサクリファイス。人は皆、赦されたがっている。カメラが殆ど途切れない。息…
>>続きを読む撮影の構図(シェイクスピアの上演の話をしているシーン)や横移動が異次元。終盤なんてロングショットで捉えられた人物が燃え盛る一軒家を前にして縦横無尽に動いているように見えて計算された動線が感覚として見…
>>続きを読む見る度にマゾヒスティックな気分に陥る映画鑑賞の受難、タルコフスキー。
カソリックに限らないが、宗教全般に造詣の浅い私にとって、フレスコ宗教画やバッハのマタイ受難曲は、カソリックのある一面を切り取っ…
近代文明への呪詛を延々独り言でつぶやく無神論者の男、エルランド・ヨセフソン。いざ核による世界終末の危機が訪れると、「動物的恐怖」から思わず神に縋り犠牲を誓ってしまう。タルコフスキー映画の主人公、Tw…
>>続きを読む舞台俳優のアレクサンドルの誕生日、妻、娘、口のきけない息子、医師、郵便配達員などが集まり、祝ってくれる。
その晩、テレビが核戦争勃発を伝え放送が途切れてしまう。
絶望的な状況に追い込まれ、アレクサン…