2008年のロシア映画。人類初の有人宇宙飛行に命を捧げた医師の物語。打ち上げを数週間後に控えたカザフスタンの基地近郊の街。見渡す限りぬかるんだ大地と陰鬱な空の下で、いまだ飛行士の安全が保証されない実…
>>続きを読む泥だらけの混沌とした美しさと政治的な暗喩。無邪気にチャルパンチュルパン〜という訳にはいかない。原題は童謡「紙の兵隊」から。ロシアの行く末よ!随所に不思議不可思議おかしなシーンをぶっこむ謎センスにハマ…
>>続きを読む【第65回ヴェネツィア映画祭 監督賞】
『ドヴラートフ レニングラードの作家たち』でベルリン映画祭芸術貢献賞を受賞したアレクセイ・ゲルマン・Jr.による作品。父は『フルスタリョフ、車を!』のアレクセ…
【追記】2022.3.22
妻役のチュルパン・ハマートヴァはロシアから亡命。
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希望ある宇宙ものを観たかったのに、初有人飛行の宇宙飛行士の健康を管理する医師夫婦の話…
このレビューはネタバレを含みます
全体が常にグレーな色味で、湿気や寒さもずっとあって、好きな映像だらけ。
宇宙飛行士の訓練所とか打ち上げ場とかが舞台なのに、機械的ではない。
ドロドロの車とか自転車とかウロウロする犬とか…
そして、…
線路
1961年、カザフスタン
医師ダニエルは、ソ連初の宇宙飛行計画に宇宙飛行士たちの健康管理責任者として従事する
しかし、国家の発展のために若者たちの命が犠牲になることが納得できずにいたある日、…