史記や作品としてのクオリティとしては完成度が高く、デジ技術のカラー版があれば外国人にも受ける様に思う、負の過去を問う。
ただ日本文化の評価が下がるのは間違いなく(ジャンプヒーローのような救世主は存…
溝口健二監督の代表作のひとつ。
いわゆる女子不幸系の話な訳だが、そこには絶対に譲れない信念と強さを感じるし、見た目以上の美しさも兼ね備えているところが印象的。
終始同じテンボで続くのだが、終盤の…
美人なのにどこまでも不幸に見舞われる。
女が消耗品としてあつかわれる時代ではあるけれど、不幸のループから逃れられない。
親をはじめとして、寄ってくる男たちもロクな奴がいない。
女を粗末に扱うことに…
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男と時代に翻弄されたある女性の一生を描く物語。
若い頃は外見で評価され、その後男に翻弄され、最後は男の笑いものになるっていう結末は悲しかった。
そういう時代だったといえばそれまでなんだけど、女性は若…
このレビューはネタバレを含みます
人生初・溝口健二。
波乱万丈すぎて逆に単調とすら思えるほど。上げて落とすのを10回くらい繰り返す。しかも落とすまでのスパンがだんだん短くなっていってRTAか何かをやってるみたいだった。
白黒映画…
溝口健二の作品はなかなか苦手だったのだけど、思い直しました。名作、見事です。昔見たときは、録音が悪くてセリフが分かりにくいとか、動きがなくてちょっとって感じでしたが全ては当方の理解不足。田中絹代も見…
>>続きを読む溝口映画の最高傑作の1つではないでしょうか。時間の流れが美しく、ずっと見ていれるタイプの作品でした。女性が道具扱いされ権利があまり無い時代に生きた強い女性を描く。悲劇的、救いの手があれど結局は悲劇へ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
はぁ‥なんとすごいお話。
おもしろかったと言うには恐れ多すぎるけど、とても良かったです。
これでもかという不運の連続に、いつか報われてほしいと見入っていたけれど、そう上手くはいかないものなのだな。…