名脚本家依田義賢(よだよしたか)によって、西鶴の『好色一代女』は、フランスの現実主義作家モーパッサンの作品『女の一生』ばりに塗り替えられて、語られる。映画の出だしでは、まずは、京都島原の遊郭の太夫…
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凄まじい無常観。
田中絹代のお春が、御所に勤める程の境遇から、その時代の枷や運命に翻弄されながら、遊女に身を落とす。それでも、その境遇に身を任せながらも人間としての誇りは失…
ある女が辿る魂の遍歴。
一瞬の弛みも許さない完璧主義で造り上げた、鳥肌が立つほどの最高芸術。世界に誇れる日本映画の名作です。
当時スランプに陥っていた名匠溝口健二の執念と、名女優田中絹代の意地を…
初 溝口健二です。
運命によって、
男から男へと流れ、翻弄される女性
お春の物語。
お春を演じるのは、往年の大女優 田中絹代。
溝口健二と田中絹代は、恋仲だったそうです。
まるで「初恋のきた…
街娼となった女が過去に想いを馳せるという構成から、少なくとも死ぬようなことがないことは保障されているけれども、それにしても凄惨に過ぎる。自らの本意を果たすためならまだしも、ただ流され、嬲られていく女…
>>続きを読む江戸時代の封健社会に生きる街娼のお春の半生を描いた溝口健二監督の名作。老いたお春がふらふらと寺に入り込んで自分のこれまでの人生を振り返る時に流れる雅楽っぽい音楽とカメラワーク、そこから作品の本筋に突…
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