小津の初カラー作品。絵画のような質のある色に圧倒された。
佐分利信が他人には親なんかどうでもいい、と言うけどいざ自分の娘のことになると恋愛結婚に猛反対。
母親は夫が怒っているときは適当なことを言って…
夜中の1:00からの鑑賞だったので、
途中で眠る可能性が高いと思っていたのですが、
そんなことはまったくなく、
とても楽しい2時間を過ごすことができました。
ありふれた日常の中に、人の営みの不思議…
昭和30年代の年ごろ(もはや死語)の娘を持った親の心境と当時の結婚に対する世の中の空気感が描かれている。
顔と名前が一致したのは笠智衆と佐田啓二(中井貴一の父親)のみ。他は見たことのある顔だが名前…
あの「東京暮色」の次がこの映画で本当に良かった。
図らずも、公開順で見ることができた。
カラー1作目。
小津の色遣いの白眉は赤色にあると思う。
(赤というか朱色だろうか)
ヤカンや電話などどこかし…
小津映画初のカラー映画。以前国立フィルアーカイブで「浮草」を本来のアグファカラーに修正した上映があって観に行ったことがある。本作放送もアグファカラーなのだが緑が結構発色良く、本来の沈んだ緑ではなかっ…
>>続きを読む[同級で喪失を埋め合わせる]
娘(有馬稲子)の結婚を自分で仕切ろうとする頑固な父親(佐分利信)を、母親(田中絹代)や娘の友人(山本富士子)が何とかなだめて工夫する所が面白かった。
この時…
有馬稲子かわいいです。芦川いづみに似とるんですな。それだけで観たくなりますよ。最高だったのが、佐分利信の部下のコンちゃんが『秋刀魚の味』における弟役的に笑わせにかかってまいります。とにかく小津のセリ…
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