現状に焦っているけど、自分のこともよく分からないし、どうすればいいのかも分からないし、とりあえずなんかやっても全然しっくりこない…みたいな姿がとてつもなくリアルに描かれている。すごい。
ロメール作…
理想の人に出会えない、自分には何の価値もないと悲観する主人公デルフィーヌ。どう過ごそうか迷いながら送る彼女のバカンスを描いている。
自然な会話に引き込まれるし、デルフィーヌの独特のこだわりが会話に…
このレビューはネタバレを含みます
わ、私くらいいっぺんにいっぱい喋るじゃん。情緒不安定で急に泣き出すところに我が身の既視感。私もよく「考え過ぎ」って、もっとイージーに踊りながら生きよって言われます。ムカつくよね、ああいうの。あなたと…
>>続きを読む敬愛する蓮實重彦氏が推していたロメール監督作品。ロメール作は初見だがこれだけで一発でファンになった。理想が高くてなかなか気に入った異性に出会えない、その癖人一倍寂しがりやの女性デルフィーヌが主人公。…
>>続きを読む(c) 1986 - LES FILMS DU LOSANGE- C.E.R. COMPAGNIE ERIC ROHMER