どん底に落ちてしまうきっかけも、希望の瞬間も自分の力が作用し得ない範囲で起こる事象すなわち偶然にある。トランプで決めるなんて!と思うがどうしようも無さの誇張表現として適していて面白い。そして、落ちて…
>>続きを読む他のアキカウリスマキ監督作に比べてBGMがけっこう使われている感じがした。
いつも思うけど、画の色合いがきれい。フィンランドのファッションや家の内装とかってカラフルなのかなとそのあたりにも興味が出て…
ある日突然、生活もままならないほどのなんらかの理不尽な不幸に襲われた時、その絶望は計り知れないのかもしれないが、死なずに生きてさえいれば案外どうにかなるものなのかなと微かな希望を感じさせてくれる映画…
>>続きを読む「過去のない男」が面白かったので続けてこちらも鑑賞してみた。「街のあかり」と合わせて敗者三部作って呼ばれてるのね。
冒頭で物語とはなんの関係もないソウルミュージック歌手がピアノ弾き語りする映像から…
のちの『希望のかなた』に通ずるレストランの連帯。オウティネンさんの沈黙の中にある不屈の精神を見習いたい。トラムを運転する夫の肩に静かに寄りかかる場面、どこまでも映画。アル中シェフのペルトラさんがいい…
>>続きを読む大好きな監督や作家ほど代表作を観るのを後回しにしてしまう、それを体験するのに適したタイミングが有るのだと下手に勘繰ってしまって。
『浮き雲』を体験するタイミングが今日だった。シネヌーヴォのカウリス…
大大大大大大大好き。
これでもかとばかりに夫婦に辛いことが降りかかる。どんな境遇に堕ちてもその場その場で道を見出していくオーティネンに胸を打たれるが、嵐は吹き止まない。絶望のどん底まで堕ちていくが、…