なかなかしないジャケ借り。ポスターが欲しいくらい。
アメリカンニューシネマの時代にその趣旨を前提としながらもどこかアメリカ映画らしくないイタリア人ミケランジェロ・アントニオーニ監督作品。
社会か…
ピンクフロイドのメンバーがこの映画を観て「音楽の使い方がイモ。最悪」って言ったらしい(めっちゃウケる)のですが、たしかに観終わって思い返すと少々ダサいというか、やりすぎなのかなという気もしました。
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これまた好きな作品でしたね。
なんて美しくもアグレッシブな作品なんだろう。
建物の設計やモノのカラーに拘っているところが素晴らしい。青や赤、薄茶色一色の砂丘にはよく映える。
また選曲センスが抜…
我々プログレファンによる本作へのアプローチはピンク・フロイドからである。つまり、観るより先に聴いている。だから、アルバムから3曲しか使われていない映画、というのが本作に対する最初の知識ということにな…
>>続きを読むアントニオーニのアメリカ映画。60年代ロサンゼルスの"若者"を切り取り、熱狂の時代から離れた砂漠を舞台に社会と乖離する人間像を描く。時代の熱気と虚無、若さのモラトリアム、ドラッグ、セックスが不条理に…
>>続きを読む爆破のスローモーションに感動!鶏肉飛んでるのシュール。
服がひらひら舞っているシーンはドランの「わたしはロランス」を思い起こさせる。おそらくドランは「砂丘」を見てインスピレーションを受けたはず‼︎
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映される対象は完全にアメリカだけど、空気感は全くアメリカじゃないクールさ。
消費社会から離陸して、荒野にユートピアを発見した若者達であったが、結局企業やインフラといった社会のシステムから逃れられない…