薮の中の黒猫に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「薮の中の黒猫」に投稿された感想・評価

leyla

leylaの感想・評価

3.8

新藤兼人監督による妖怪もの。化け猫が武士たちの生き血を吸う!妖怪ものと知らずに借りてしまったけど面白かった。映像がいい。

平安時代、落武者たちに強姦され、家に火を放たれ亡くなった母(乙羽信子)と娘…

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律令制から王朝国家体制への移行に伴って武家が力を得始めた平安後期。野武士一団の手で無残な最期を遂げた農家の女と嫁で、死後に化けて出て藪中の屋敷に招き入れては侍を殺すヨネとシゲ。羅城門の妖怪と恐れられ…

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yuri

yuriの感想・評価

3.6
煙を噴く茅葺きの家、転じて太陽、のシーンがうつくしかった
薮が生きているように蠢く、仄暗い光が漏れる、悲しい

( 殺されたのに息しとるやんけ、とか、こんな綺麗に焼けんやろ、とか、突っ込みどころは多々)
potato

potatoの感想・評価

3.1
銀時が二回目の訪れで食事を供された時に、ヨモツヘグイという言葉が頭をよぎった。たぶん母が侍である銀時をも殺そうと思った瞬間もここだと思う
女二人のお作法が美しいことこの上ない
UCOCO

UCOCOの感想・評価

3.9

『羅生門』と『雨月物語』がコラボしてみました!という感じのお話だった。

私は併映されていた『鬼婆』も一緒に見たせいで、こちらの方が少しそれよりは劣るように感じたけど、、それでもこれはこれでけっこう…

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あ

あの感想・評価

3.1
薮の銀時がドンドン綺麗になっていくジャンプカットのとこ。

時折挟まれるアホカットによる緩和が芸術性へと繋がっていく。
はずだったんだけど終盤はやりすぎで早速飽きてた
NEZUMI

NEZUMIの感想・評価

3.1
鑑賞記録

カンヌ映画祭に出品出来ていれば
どの程度まで評価されたんだろう
内容こそ違うが「羅生門」を
かなり意識して作られたように思う
ただ新藤作品としては
少々物足りない感がある

このレビューはネタバレを含みます

平安時代、野武士の一団が一軒の農家を襲いそこに住む二人の女(乙羽信子、太地貴和子)を惨殺し家を焼いた。
殺された女二人は飼い猫だった黒猫に憑依し侍達を殺すことで現世に留まった。
夜な夜な復讐の為に侍…

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『雨月物語』や『蜘蛛巣城』のような規格外の名作と比べると分が悪いが、芸術映画というよりキワモノ”化け猫映画”として面白い。
侍に輪姦され焼け死んだ母娘が、黒猫の化身となって蘇り、一人ずつ復讐していく…

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下僕

下僕の感想・評価

3.5

内容は2部構成
落ち武者に襲われた母娘が妖怪となり侍に復讐をする前編
娘の夫であり母娘が襲われた時は戦に駆り出されていた息子の後編

農民らしい役割語や侍を襲い髪が乱れる襖越しの影
泣きながらも睨み…

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