この当時、夫婦であったシャブロルとオードラン監督、主演のサスペンス。タイトル名が肉屋とあるように、これが映画のキーワードとなる。フランス南西部の片田舎の小学校の若き女性校長を務めるエレーヌは、同僚教…
>>続きを読む鍾乳洞×前衛音楽でかなり不穏なオープニングかっこいい!死体の登場の仕方が市川崑の横溝正史シリーズと同じで震えた。最後の二人の表情の切り返しは2時間ドラマのラストシーンみたいだったけれど。ステファーヌ…
>>続きを読む映画全体に不気味な雰囲気が漂う。
校長エレーヌと出掛けた子供達の昼食場面、生徒のパンに落ちてきた血。子供を使うことでより恐怖感を感じさせるものとなっている。
葬儀の場面ではポポールだけが土を棺桶にか…
このレビューはネタバレを含みます
一見社交性があって口達者な肉屋の男が実は戦争体験のPTSDを持ち、女性に対してその屈折した感情を発露するという厄介さで、更に閉鎖的な田舎町、若き美人女教師と来たら面白いに決まっている。
ジャン・クロ…
火サスか!?2時間サスペンスか!?なベタなサスペンスドラマなのにこの面白さ。
サスペンスにしてはミステリアス感はなく超どシンプルなものではあるけれども、メインディッシュはそこじゃなく、サスペンスを軸…
既に書かれている方がいるが、終盤の切り返しで一気に二人だけの世界になるのが印象的。ゼロ年代のシャブロルの映画に対しよく「洗練」と言う言葉を使ってきたが、60年代で既に洗練されていてヒリヒリした。入手…
>>続きを読む鍾乳洞の内部に描かれた原始時代の絵の仰々しいアヴァンタイトルと不協和音、ドルドーニュ川の雄大な流れの川下にそびえる緑豊かな農村地帯、トリュフやフォアグラの産地としても知られるペリゴール地方のトレモ…
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