小津安二郎の名作としてよく取り上げられる作品
これまで見た小津作品で一番わかりやすかったかも(慣れてきたからなのか?)
昭和24年のおそらく現代劇。父娘家庭の娘がお見合いをグズる話。
若い人だと…
〖1940年代映画:小説実写映画化:人間ドラマ:松竹:ATB:日本名作映画集〗
1949年製作で、広津和郎の小説『父と娘』を実写映画化で、小津安二郎監督による『紀子三部作』の第1作にあたる人間ドラマ…
一月ラストは小津作品。
笠智衆さんが観たくていろいろ探していたらタイムリーに原節子さんも出でいたこの作品に。
妻を亡くし娘のノリコと2人で暮らす父は、娘の結婚を案じており、縁談など話を持ってくる…
すでに小津安二郎節が確立している一本
昔の映画は"お嫁に行くこと=本当の幸せ"を肯定している映画ばかりかと思っていたら、そうじゃなかった。
小津安二郎監督は早くもそれに気づいて問題提起していた。
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監督・小津安二郎、脚本は監督と野田高悟の共同執筆によって製作された1949年の日本映画
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結婚する娘と父を初めて描き、原節子と初めてコンビを組み、野田高悟との共同執筆など、戦後の小津映画のスタイル…
父・笠智衆と、娘・原節子の気持ちのやりとりが思いのほか激しく、晩年の小津安二郎作品の出発点にふさわしい色合いを手に入れていると思う。なんとなくだけれど、この作品に手応えを感じて、ここから小津は自分自…
>>続きを読む父娘の関係を超えた紀子の愛情にある種の怖さを感じるし、現代人の目で見ると結婚観にズレがあるし、とにかく観ていてずっとモヤーっとした感覚があった。しかし、二人の気持ちには強く共感するし、最後あんな表情…
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