母の一周忌で岩手に帰省した子供とその家族たち。
一人暮らしの父を心配し東京で同居を勧める長男、近所に住み父の手伝いをする長女、定職に就かない次男。
きょうだいでも置かれた立場によって悩みは色々。
珍…
30年以上前の作品なので出征経験のあるおじいちゃん達が元気な時代だし、東京の街も変わってはいるが、高齢の親の問題は今でも変わらないな…
ろう者とか関係なく人として相手を見る息子も父親もとても素敵で…
親子のすれ違いはやむを得えません。男兄弟の、特に弟の気持ちも、同じ立場なので、良く判ります。自分も末っ子、家は商売をしていたので、かまってもらえず、寂しい思いをしたかな。それこそ、兄は私立、弟は公立…
>>続きを読む2023/09/11
監督 山田洋次
三國連太郎
永瀬正敏
和久井映見
"誰かが、貴方を想っている"
1年前に妻に先立たれ、岩手で1人暮らす老いた父親と、定職につかず東京で無駄な日々を過ごす息子…
東北弁という言語マイノリティ
ろう者という言語マイノリティ。
けっこういい。90年代の新宿の風景がたくさん映る。
和久井映見が天使的な美しさだが、ろう者なのに口話を使わないのはややご都合ではない…
この人間臭さが堪らない。特に哲夫の生き方や立ち振る舞いにグッときた。芯のない若者かと思いきや、実に誠実で周りの人想い。こういう人間が流す汗は見ていてとても気持ちがいい。自分の両親、祖父母をもっと大切…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
永瀬正敏と山田洋次監督ってコンビ多かったんだ。ストーリーは正直全然好きじゃないけど、三國連太郎が演じる父親の姿がどうしても自分の祖父と重なって常に息子が自分のように見えてしまって作品に没入してしまっ…
>>続きを読む戦友会つっておじいちゃん達がかつての戦友と軍歌歌ってどんちゃん騒ぎしてるシーンが知らないリアリティで妙に感心してしまった
にこにこそわそわした「おめえいつまで俺に手えかけさせれば気が済むんだ」が愛…
松竹株式会社