現代の神話。
母ナワル・マルワン(ルブナ・アザバル)の遺言により、公証人ジャン・ルベル(レミー・ジラール)から、姉ジャンヌ(メリッサ・デゾルモー=プーラン)には父に宛てた手紙、弟シモン(マキシム・ゴ…
ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品を遡って観た中で、一番の衝撃作! まるで神話のようで、重厚かつ崇高な、究極の「救済」と「赦し」の家族物語だと思いました!
表裏一体性と深遠な愛は、ヴィルヌーヴ作品に共通する…
とんでもないものを観ました。
胸糞とか後味悪いとか怖いとかじゃない、ものすごい現実み。だから一番胸糞も後味も悪いし怖い。
母としての愛、宗教や民族の色々な立場からの1人の人間としての執念や経験、感情…
鑑賞後しばらくは信じられない、信じたくない真実に言葉が出てこなかった。後味悪いといわれる映画は様々あるが、この作品が自分の中では1番。
基本的に静かに話が進行していくが、先が気になり引き込まれる。そ…
静かに激しくたぎる1人の女性の魂。
双子の娘と息子が母ナワルの遺言をきっかけに、彼女の生きた歴史を探す旅に出る。
現在と過去を行き来する構成で次第に明らかになっていく母の過去と彼らのルーツ。
残酷…
陳腐なホラー映画より
恐ろしく、容赦ない作品だった
母が残した遺言
回りくどいけど優しさだったのかな
直球じゃ受け取れない現実を
少しずつ知ってもらうことで
少しでも少しでも和らげて
姉弟に伝え…
人は真実を前に沈黙する──。
まさしく息を呑む。一切の言葉を失うほどの残酷な運命をたどる物語において、やがて愛と憎しみの相克に決着をつける母性への信仰は、ヴィルヌーヴの一貫した女性性への眼差しでも…
このレビューはネタバレを含みます
2024 125本目 5/14
アンティゴネ視点の「オイディプス」みたいな物語だった。かかとのタトゥーも「膨れ上がった足:オイディプス」のメタファーだろう。
良くも悪くもギリシア悲劇が現代において…
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