クリアな画質で再見して認識が激変。坂本武の喜八物と言っても前作「出来ごころ」と全く風情の違う、河原乞食ドサ回一座の集団劇と、坂本の愛人飯田蝶子、その子三井秀男との人情劇が見事融合した小津安二郎監督の…
>>続きを読む前作に続いてキネマ旬報の年間ベストワンの座を得た小津安二郎による"喜八もの"の2作目。
旅芸人一座で座長を務める喜八がかつての愛人との間にもうけた息子と再会したことから繰り広げられる人情悲喜劇の物語…
生誕120年没後60年フイルムでよみがえる白と黒の小津安二郎@神保町シアター
伴奏付き上映。無声映画で映像の後に字幕が。他作品でも話したが、上映中、休むことなく伴奏し続ける。クラシックの交響曲だっ…
この映画を見るにあたって、あからさまに再映画化された「浮草」の相対的な偉大さを確信していく行為は重要でない。ここにある徹底された小津の説話論的な構造の響きを確かめていくことこそが重要なのだ。
例えば…
神保町シアター「フィルムでよみがえるーー白と黒の小津安二郎」
ピアノ伴奏:神﨑えり
サイレント+フィルム上映+ピアノ伴奏の組み合わせが、身震いするほど本当に良かった。90年も前の映画が、こんなにも…
座長の過去を知り嫉妬の感情を剥き出しにする劇団員。
坂本武と飯田蝶子が過去に訳アリな関係。
八雲恵美子の表情と所作は凄く女の強さを感じる。
三井弘次が初々しい青年。美男子路線で売っていけそうな…
坂本頼光氏の弁士、神埼えり氏の楽士で鑑賞。信州の田舎町にやって来た旅芸人一座の姿を、座長とかつて恋愛関係にあった女性、そして本人には父親であることを明かしていない実の息子との関係を中心に描く映画。面…
>>続きを読むマツダ映画社