「1984」に投稿された感想・評価

honobon

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3.6
1956年版よりラストの絶望感が強かったかな。
時代なのかカラーでより表現ができるようになったからか細部まで行き渡ったディストピア。気付くと裸というシーンが多かった気も。
真理省のシーンではBrazilが流れてもいいんじゃないかと思ってしまうほどそれだった。
Kanta

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3.3
映画化しちゃいけないやつナンバーワン
ななし

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4.0
ここまで絶望しかないディストピアを観たことがない、全体主義の描き方とそれに屈服してしまうまでの過程がホラー映画よりよっぽど怖い。
ai194

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3.9
再現度はなかなかかと。
本を読みながら頭の中で描いてたのとすごく近かった。
原作読んでないとわかりづらい箇所があるのに、原作読んでると物足りなくてうーん……
ジョージ・オーウェルのディストピア文学金字塔。原作を読んでないと、きっと訳わかんないと思う。ディストピアっつうくらいだから、まあ救いのないことこの上ない。しかし、中年のおっさんの若い女性に言い寄られたい願望ってのは、過去現在未来と変わらんのだね。
Ryuga

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3.6
 言わずと知れたジョージ・オーウェルの小説『1984』の映像化作品。1984年に制作された。笑えない。
 合理主義を追求したディストピア的世界観がよく描かれていると感じた。諸個人が思考すること。考えることそれ自体が犯罪の世界。この世界は知識と権力が結びついていることがそれを可能にさせる。主人公スミスも歴史の改竄を生業としている。パノプティコン型の統治社会はしたがって人々を盲目的にさせる。
 古典主義時代のような体刑も行われつつ、矯正のために精神的な刑罰も行われる。愛情省などが存在することから、少なくとも理念上は精神に矯正が加えられ、規律に従うようになることを目指しているのだろう。しかしながら、矯正後は見せしめにされる。数多の人が思考犯罪で処罰され、見せしめになっているにも関わらず、思考犯罪は減らない。このことから、徹底した監視社会は逆説的だがうまくいっていないことでうまくいっているのではないだろうか。つまり、思考犯罪者を捕らえて規律を加える。規律を加えて矯正してもうまくいかない場合もある。しかしながら、そのことによってパターン化が行われる。よって、思考犯罪の率を下げることはできないが、コントロールすることはできる。したがって、もしかしたら思考犯罪そのものを抑え込むことができるかもしれない。この社会を生きる人々は生殺与奪権を常に握られているのである。まったく笑えない。生政治の行き着く先が描かれていたように思う。私たちが日常を生きているこの社会がオーウェルが描いた社会でないという保証はどこにもない。遠い昔でも未来でもなく、今の社会を克明に描いていると感じた。
 ところで、作品において民衆がビッグブラザーに向かって「B!B!B!」と叫ぶシーンが散見されたが、この「B」とは交換様式Bのことを指しているのではないだろうか、、。国家によって個人の生が規定されてしまう社会。それはすなわち、国家による収奪が支配的となっている社会である。ジョージ・オーウェルは交換様式論を分かっており、だからこそ権力のトップに立つ人物の名を交換様式Bにちなんで「ビッグ・ブラザー」としたのではないだろうか、、
 まったく笑えない恐ろしい話である。
こんな世界絶対嫌だ、と思いつつも雰囲気は結構好き。
ただ、寝不足の日に見るもんじゃなかったと反省…
Moeka

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3.6
原作は未読で一応あらすじを頭にいれてのぞんだけれと二分間憎悪とか二重思考とか映画だけでは完全な理解に至らない、というか本を読んでも相当難解だろうと思うのでこの映像化は難しかっただろうなと思う。台詞にもあるように死んだ昆虫のにおいが漂ってきそうな陰気臭いディストピア、自分の真実が国家が言えば嘘となる、ビッグブラザーに監視される恐ろしい恐ろしい社会だが思考も悪になり矛盾さえも忘れてゆくというのは現実的すぎて本当笑えない。ジョンハートの熱演が凄まじい。後半なだれ込む鬱展開に最後の涙がさらに絶望的。2020にはどうなっていることやら、、、
①2018.12.- ☆3.6 @家

平和構築ワークショップの授業のプレゼンの為にTSUTAYAで借りた。本も最後まで読めば良かったけど発表までの時間なかったし、観ちゃうともう良いやってなっちゃうよね。

「国家が絶対に侵すことの出来ない個人の良心」
極限の拷問によってボロボロにされる人間性。その時私達は心の中まで権力に渡してしまう事になる。
“王地に生れたれば身をば随えられたてまつるやうなりとも心をば随えられたてまつるべからず”普通の人間には不可能なのだろうか。
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