今回の《クラシック映画観ようぜ》企画、これにて閉幕。全12作。
小津安二郎監督、『浮草物語』に始まり、彼がセルフリメイクした『浮草』にて終わる。なかなか良い流れでした。
《クラシック映画観ようぜ》…
小津安二郎の映画は何度か観てきましたが、どうしても単調であんまり面白くないなという印象でした。5年ぶりくらいに鑑賞したところ、とても感動しました。これは自分自身が人生経験を重ね、成長したことの証左だ…
>>続きを読む「昭和を生きた」と言えるような人間じゃないのでイメージでしかないけど、昭和の夏、昭和の男と女、昭和の人間臭さが凝縮されているような映画だった。
志摩半島の港町の風景、土砂降りの中での痴話喧嘩、浴衣…
志摩半島の漁村を舞台に、浮草のごとく流れゆく旅回りの役者駒十郎、彼との婚外子を育てる食堂の女将お芳、一座の看板女優であり駒十郎の連れ合いでもあるすみ子らが織りなす人間模様を描く。
嫉妬に狂ったすみ…
親方がどんどん怖い妖怪に見えてくるの不思議。そしてラストの駅のシーンがやばい。死んだ目と生きてる目ってこんなにもはっきり映るのか!
どうでもいいけど気になったこと:すごい静かなシーンでいつも何かし…