香華 前後篇に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『香華 前後篇』に投稿された感想・評価

いつまでも「女」であることに拘る母役の乙羽信子の演技が凄い。男から男へと渡り歩く母とは対照的に、好きな男と一緒になれない娘。価値観が違いすぎて絶対に相容れないのに、それでも「血で繋がっている」の一点…

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木下恵介監督、有吉佐和子原作。大河ドラマで1年かけて観たくなった。明治から昭和にかけての濃厚な女三代の半世紀だった。香り立つ花は力強く華麗に咲いた芸者の小牡丹(岡田茉莉子)ではなく、地味な三叉の花。…

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泉くん

泉くんの感想・評価

4.0
200分でも足りないくらい
monaminami

monaminamiの感想・評価

5.0

田中絹代→乙羽信子→岡田茉莉子と三代続く女の濃い血の繋がりの切っても切れない愛憎劇。フラフラ男の間を渡り歩く破茶滅茶な母のもと、苦労しまくり、恋愛も子を持つこともできずに過ぎ去る女の哀しみをキンキン…

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otom

otomの感想・評価

5.0

明治、大正、昭和とまたがって、親を捨てないタイプの木下恵介作品。常識人な田中絹代と岡田茉莉子に挟まれた乙羽信子の異端っぷり(流石な演技力)が凄まじくて面白い。からのJeepでどんだけだよと。一見日向…

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Omizu

Omizuの感想・評価

5.0

【1964年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
有吉佐和子の同名小説を木下恵介が映画化した作品。第一部と第二部合わせて202分という文芸大作。興行面でも成功し、この年7位の配収をあげた。

長い…

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3時間超えで観せる木下映画後期の大作。地味だけど日本風俗文化の緻密な結晶のような作品だった。これどこまでがセットなのか?田中絹代、音羽信子、岡田茉莉子、プロ中のプロ女優による愛憎母娘劇。えげつない性…

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大正~昭和にかけての母娘の血縁愛憎劇。

『血は水よりも濃い』。

若き日の岡田茉莉子と加藤剛の恋愛が、ただただ悲しく、美しい。

なんだか胸がキューと締め付けられましたなんで、なんでこう不憫なんだ
親子の縁は何があっても切っても切れない
もどかしさある種呪いのようにも捉えられる。でも乙羽信子さん演じる郁代のなんとも言えない憎め…

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NHKの大河ドラマにすればいいぐらいの、明治・大正・昭和の壮大な母と娘の物語。

娘時代から老年期までの数十年を、岡田茉莉子も乙羽信子も、リアリティ溢れる風貌と演技で見事に演じきっている。
親子であ…

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