難解さが先立つイングマール・ベルイマン監督。コチラは意外にも分かりやすい初期作品。
自由奔放でわがままな少女モニカと、真面目で臆病な青年ハリー。現実に不満を抱く若いふたりは恋に落ち、現実逃避の旅に…
これ、好きな映画です!
イングマール・ベルイマン初期の代表作
『冬の光』や『夏の夜は三たび微笑む』があまりにもハマれなく敬遠していましたが、久しぶりに作品を鑑賞。
これはトリュフォーの『大人は…
途中、孤島に2人だけだと思ってたら見知らぬ男が突然出てきてボートに火をつけるという…(何事!?)
そこからの喧嘩がマジコントみたいで笑いをこらえるのに必死だった
ていうか誰!?!?笑
最後まで一言も…
今見ても古さを感じない。
モニカ役の女優は絶妙になんか感のさわる顔立ち。モニカのような衝動が強くて無責任な女っていつの時代にもいる。彼女から与えられる刺激の強さに引かれて彼女と合わないのにいいように…
ボートの舳先に虚無に横たわるモニカを乗せ沖へ進むキレッキレの構図に度肝を抜かれる。
ラルス・エクボイが赤ん坊を抱き鏡を睨みつける。その瞳の燃えるような憎悪を真正面から捉える。ベルイマンの追い求める続…
ふたりで過ごした夏の眩しさ、美しさが焼き付いて、私も一生こんな夏を過ごしてたいと思った。無邪気で少年っぽい笑い方と裸足で駆けまわる姿、ナチュラルに人を振りまわす自由度の高さ、確かに不良少女と言いたく…
>>続きを読むある夏に出会った男女ハリーとモニカがそれぞれ家出をし、ボートで生活をしながら残りの夏を満喫するも、モニカの妊娠が判明して街に戻ることになる。最初は(北欧の涼しい)夏いいよね、初期作品だからかベルイマ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
先日観に行った「大人は判ってくれない」の上映後トークショーにて紹介されていたベルイマンの作品。
モニカは決して性格が良いとは言えない。モラルなんて微塵もない。絶世の美女というわけでもない。しか…