お茶漬の味に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 4ページ目

「お茶漬の味」に投稿された感想・評価

raga

ragaの感想・評価

4.0

戦後復興期の中で奔放な生活を過ごそうとする妻と堅実な生活に邁進する夫の倦怠期は、因習から抜け出したい若者との交流を経ても何も変わらない。どんどん疎遠へと向かうのかと思いきや、終盤ふたりの心情が重なり…

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1952年のちょっとハイソな暮らしが興味深い。ひたすら優しい旦那の佐分利信が素晴らしい。お爺さんじゃない笠智衆は喋り方は同じ。鶴田浩二、若くてチャラい。
その他の女優陣も若くて可愛い。
Arlecchino

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3.4

色々な機微に満ちています。
鶴田浩二がこんなに軽薄な役を演じているとは。
津島恵子は可愛くないなあ。
「見合いで結婚したところで我々のような夫婦が一組増えるだけじゃないか」突出したセリフでしたね。彼…

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mam

mamの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

お嬢様育ちのちょっとツンケンした妻と、やんわりとした物言いだけど芯のある夫。

お見合い結婚ゆえ相手の嫌な所ばかり目についてしまっていたけれど、お互いを見つめ直し愛情を育んでいこうとする夫婦の再生物…

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Liesa

Liesaの感想・評価

4.0
小津安二郎生誕120周年に向けて小津映画縛りで色々観ているけど、こちらも本当に良かった!夫婦がお茶漬けを求めて台所に向かう途中に影になって障子に映るのが良かった。
chikudamax

chikudamaxの感想・評価

4.0

常に計算された構図とセットの配置に背景、役者は小津のリモートコントロールのように動く。女たちが列車の旅に出るシーンでは、揺れていない車内を役者自ら身体をリズミカルに揺らす。それはまるでミュージカルの…

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ノノ

ノノの感想・評価

3.7
パチンコを「世の中の一切の煩わしさから離れてぱちんとやる。玉が自分で自分が玉だ。純粋の孤独だよ。幸福な孤独感だ」って言ってた。パチンカスがこれ言ったらちょっと許してしまいそう。

2人を繋ぎ留めたものが-おそらくは愛情が-あるとすれば、それは制度ではなく家でもなく、生活の、行為の中にある(それで制度やハコの価値や呪縛が無となるわけではないが)
お茶漬け自体ではなく、炊事と食事…

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寿司

寿司の感想・評価

4.0

小津映画独特の、「本当?」「本当さ」「本当に本当?」「ああ本当さ」「そうかしら」みたいな無限会話にあ゙ーー!!ってキレそうになる
でもたまにいいね…ってしみじみするシーンがあった
ラーメン屋とか朝日…

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タケ

タケの感想・評価

4.0

『麥秋』が良かったのでまた小津安二郎。そしてこれまた素晴らしかった。
笑えるし、ゾッとするし、ラストは感動する。
クライマックスのお茶漬けを作るくだりを延々見せるのは名シーン。
女優たちの名演も良か…

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