ヴィム・ヴェンダース監督のロードムービー、『さすらい』に続く鑑賞です。
三部作のなかの最初がこの作品で、『さすらい』は三作目らしく、私には何故『さすらい』を撮りたくなったか不思議なくらい、この二作…
青年と少女のロードムービー。
「物語を書き上げるよ。君はどうする?」
インサートとしてのドキュメンタリー。
体操する二人。
証明写真を撮る二人。
自転車で追いかけてくる少年。
キッチンでバケ…
今年発売された監督のブルーレイボックス3つとも毎月購入して温めてきたのを1週間前から見始めてようやく今日全て鑑賞し終わった。ニューヨークを舞台にした監督の初期の作品だけど、これも中期の作品に比べると…
>>続きを読む風呂の栓を抜き、そこから水が流れていく時間。店でアイスを頼み、そこからそれが溶けていく時間。電車に乗り、過ぎて行く景色にみる時間。
レイジーで居ることでしか、時間は捉えられない。そしてレイジーで居る…
細やかな心の機微が、表面的なセリフでなく、行動と表情のうちから滲み出ていた。
男とアリスのように、いずれ大切な存在となる人間関係の構築も同じ時間と空間を過ごす事により立ち上がってくるものだろう。
エ…
どこか気だるい感じのフィリップとアリスの右往左往珍道中からいつの間にか目が離せなくなっている。おませなアリスのヤキモチが何とも愛らしい。
本作はフィリップの性格によって中和されマイルドに仕上がって…
旅行記の執筆のため、アメリカを放浪していたドイツ人ライターの男が、帰国しようとした空港でドイツ人の母娘と出会うが、ドイツの空港のストで飛行機は飛ばず、母はメモを残して姿を消してしまう。
仕方なく男と…
前半は後半の少女と男の旅に入るための前置きであるためそこまでグッとこなかったのだけれど。まるでガールフレンドのように奔放に振る舞う少女が特に良かった。男のことが好きなんだということがヒシヒシと伝わっ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ヴェンダースでも見るか、と選んだら、元カモンだったとは‥。見た次の日に‥ただの偶然ですが喜んでた。それで白黒だったのかー。
比べるのも何ですが、アリスの方が合ってた。鋭い質問も文句も可愛い。迷える青…