このレビューはネタバレを含みます
清廉で人を殺すことも躊躇するロレンスがまるで砂の渦に巻き込まれるように復讐の渦に巻き込まれていく。それはあたかもこれから始まるアラブ人たちの物語かのようだ。
サイクス・ピコ協定のあとからのロレンスの…
《VFXには出せない熱感と荒っぽさに感服する-》
年配の映画業界関係者がVFXを非難し、論争が絶えないが、幼少期にこのようなスペクタクル作品を観て育った彼らの立場からすると、その憧れが現代でも残るの…
砂漠のスケールのためにはこれだけの長さが必要だった。
地平線の向こうからラクダ乗りがやってくる、ってシーンに5分たっぷり使う映画はこの先2度とないと思う笑笑
個人的には後半の政治的な部分より前半の砂…
渡すとは中東の情勢に疎くて世界史も専攻していないので、まず実在した人物の映画だとは知らなかった。だけどまず砂漠の映像に惹かれ、次に自分の全く知らなかった100年前の中東にも魅力を感じた。
砂漠で井…
砂と情熱
壮大なスケールの骨太な叙事詩。T・E・ロレンスの波瀾万丈な生涯を描く言わずもがなの名作。鮮やかでまるで絵画のような映像美と複雑なキャラクター描写が織り成す魅惑的な207分。VFX無しの…
70ミリの大画面を最大限に生かし切ったという意味では、スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』と双璧をなす。
『2001年』が無限の宇宙に神秘を求めた旅だったのに対して、こちらは人類の…
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