前作から2年空いている。
当時の日本映画で2年もシリーズが空くというのはかなりのラグだ。
ともすれば出来事の羅列になりかねない作劇において、三國連太郎の不在が痛い。
色々と中途半端ではあるが、中盤…
若き日の吉永小百合美しすぎるシーンから始まり、演技はさすが。
ノモンハンの戦いってこんなに過酷だったとは知らなかった…。これがまだ1939年なんて…
まだ日中の国交が始まってない時期に撮影してたみた…
五味川純平原作/山本薩夫監督による三部作で日活製作による戦争大河超大作の第二作目。
当初は東京裁判までの四部作を予定していたが、制作費が膨らみ日活が経営悪化により日活ロマンポルノの”礎を築く”ことに…
かなりボリュームがあり見応えたっぷりでした。
第二部より恋愛要素は少なくなって、戦闘や虐殺など戦争色がかなり濃くなった。
そして妻となった吉永小百合や戦地に行った北大路欣也がとても良かった。
ただ…
群像劇であった前二作に比べると、伍代俊介と標耕平の物語にドラマが凝縮されている感があった。
徴兵が免除されていながらも、己の信念を貫き戦争と戦うことを決意した俊介。
徴兵を拒否して監獄行きの選択肢も…