2016/06/15
不思議な映画という印象だった。
絵は綺麗で音楽は少なく、無音かセリフが全体の空気感を醸し出すが、なんとも素晴らしい。
ところどころで音が流れると違和感というか、不快感みたいのを…
このレビューはネタバレを含みます
ペルソナとは…元来、古典劇において役者が用いた仮面の事であるが、人間は地位、役割、場面に合わせ、態度や行動を変える事から、ひとりの人間の中に様々な人格があるとしたスイスの心理学者カール・グスタフ・ユ…
>>続きを読むなるほど‥‥まったくわかりません笑
いやでも、わからないって面白くないですか?意味がわからなくてもスゲーってなるから芸術は凄いです。
もちろん、わからないだけで面白いと言っているのではありません。…
「3人寄ればベルイマン」と言われるように(言われてないけど)、人が集まった時のショット(立ち位置・ポーズ・背景・インテリア)のカッコよさでベルイマンの右に出るものはいない。
本作はほぼ2名が出ずっぱ…
哲学的、かつ、普遍的なテーマ。
ベルイマンて男性ですよね?
いささか乱暴なキャラクター設定もあるけれど、女性性というのをうまく描いているし、
多重人格や他者同一化(あえてどちらともとれるように演出し…
ドン底の女と、何もを持て余す看護婦は、前者は後者に看取られ、海辺の別荘へ行く。
何も持っていたはずの看護師は常にトーキーで、献身的な役割を果たしていたはずだったが、相手の女は看護師を嘲笑した内容の手…
意図して複数の方向性を持たせて撮ったのでは?と思える程、幾つかの解釈をしてもそれらが嵌る感覚がある。それは映画を観る(読み解く)自分の未熟さ故でもあるが。そこがまた観る側のひとつ楽しみであるのは云う…
>>続きを読む【難解すぎる心理映画?】
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監督:イングマール・ベルイマン
製作国:スウェーデン
ジャンル:ミステリー・ホラー
収録時間:82分
興行収入:不明
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芸術性が高くて、ラスト訳わからん…でしたが、好きです。無駄なものを見せないモノクロは、この作品にぴったり。
心がザワザワする始まり。目を覆いたくなるシーンと、モノクロでシンプルな美しい映像。哲学的…