「ユーリー・ノルシュテイン作品集:ひとりじゃないんだよ」として複数作を視聴。
30分の本作は、話があるようでないような、夢と現実を行ったり来たりするような、幾つもの断片的な記憶を繋いだような、不思議…
悲しみが美しく憤りが滑らかに孤独が鮮やかに描かれていて、そのあまりの純度に驚いた。子供が林檎を食べるシーンで『アンナと赤いオーバー』という大好きな絵本を思い出した。
青い林檎/縄跳びの影/揺蕩うテ…
ユダヤ系ロシア人アニメーション作家の代表作。モノクロームの切り絵で描かれた自身の断片的な、おそらく幼い日の記憶で構成された詩的な短編。
「ユーリー・ノルシュテイン文学と戦争を語る」を読んだ流れで、…
このレビューはネタバレを含みます
「話の話」というトートロジー的な奇妙なタイトルのごとく、観た中で一番理解が難しかった。かわいらしい子狼を主人公に、ある少女と、戦争の2つの別れがシンクロしていく、悲劇を目撃させられた、ということか。…
>>続きを読む2024(340)
これが最も難解だった。
とても繊細で、それでいて哀愁漂う詩情で満ちている。
家族というユートピアと、戦争というナイトメアが共存する世界。
狼が芋かなんかを食べるシーンは、微笑まし…
狼の子どもを中心とした、明確な時間的・空間的な繋がりを持たない、記憶の断片の寄せ集めのような作品。
ストーリーラインもなく抽象的であるために、他人が見た夢のようにも思えて、物語の進行につれて、自分…
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