地面直置きカメラのフィックス長回しから、時次郎が刀を振るその瞬間フィルムごとバツバツ斬られて血が噴き出る。編集のリズムと時次郎の動きが同期していて、緩急というか渡世人の仁義が映画全体を支配して引き締…
>>続きを読む開始早々、渥美清の問わず語りがはじまりびっくりした。口跡が良いから聞いてて気持ちいい。本作の主人公・沓掛時次郎を慕う弟分。
そんな渥美清と中村錦之助のバディ感で序盤から見応えあり。
その後の意外な…
死ぬ人間の「色」がガチすぎる。あんなに楽しそうだった渥美清がものの数分で土みたいな顔色に……。血色良すぎの萬屋錦之介が自分が斬って死にかけているこれまた土色のヤクザを抱き抱える。ドライヤー『怒りの日…
>>続きを読むローポジションのワイドで捉えた絵葉書みたいな時代劇世界の美しい風情や旅情を堪能した。自分の経験的に馴染んだビジュアルではないのに、イマジナリー原風景みたいな感じでしっくりくるのはなぜか。
登場するキ…
そろばんのはじけねえ野郎。
富士が見える川。
心なんてやつは。
農民の思い。
最初と、最後の最後。
こういう関係まで踏み込んだ作品が昔からあったんだな。
斬ったときの表現が派手になっている印象。…
東映時代劇YouTubeにて鑑賞。
自分が手に掛けてしまった男の妻(恋人)に心惹かれてしまう物語は古今東西数あれど、ここまで美しく濃密なラブストーリーへと昇華した映画は他にない。
錦之助の長ドス…