原作"金閣寺"三島由紀夫。音楽黛敏郎。
市川雷蔵初の現代劇。吃音の演技たるや素晴らしい。
中村鴈治郎が流れるように説く南泉斬猫の講話もたまらん…!菅原謙二も中村玉緒もおいしいな。あ、鴈治郎玉緒の親子…
このレビューはネタバレを含みます
【美と傷―――『炎上』】
三島由紀夫『金閣寺』の映画
当然この作品が先に作られたことは承知だが、ハリウッド映画オタクの僕はこれを観ながら『ジョーカー』や『タクシードライバー』を想起した。
鶴川がずっ…
三島由紀夫「金閣寺」の映像化作品。
原作も好きだが、映画も素晴らしい作品。
市川雷蔵は、少しお茶目な役をやっている時が好きなのだけど、雷蔵の作品で一番好きな作品を聞かれたら、病んだ心を持った金閣寺…
市川崑の映画はいつも数年先の時代を進んでいる。
これなんか60年代の映画に見える。
(1958年公開なんだから所詮数年じゃん、と思うかもしれないが、この時代の数年は大きい)
キャストも一流揃いで今…
金閣寺をどう映像化するのか興味が沸いて鑑賞。純文学を映像化する意味を改めて感じる。ト書きの余白だったり小説では表現できないことをどう補完できるか。その点で言うと、やはり映像化する意味は金閣寺に関して…
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