あにいもうとの作品情報・感想・評価

あにいもうと1953年製作の映画)

製作国:

上映時間:86分

ジャンル:

3.7

『あにいもうと』に投稿された感想・評価

 DVDのカバーのスチール写真の構図に何故か惹かれて本作を見てしまった。普段着の和服の京マチ子が、身体の左側を下にし、両足を揃えてちょっと折った姿勢で直に畳の上に寝ている。左肘を立て、左手に頭を載せ…

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IMAO
4.2

東京近郊、多摩川べりの田舎町。奉公先で身篭り暇をだされた長女・京マチ子、粗野だが家族想いの長男・森雅之、真面目で素直な末妹・久我美子──。愛憎入り混じる深い兄妹愛の世界を描いた、室生犀星の同名小説二…

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京マチ子がすてきです。寝っ転がってるだけでさまになります。だるそうであり、悲しそうであり、リラックスしてそうであり、まどろんでいるのか、実は起きているのか、あらゆることを想起させる仰臥をぜひ観てほし…

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成瀬の魅力は「何も起こらないこと」と本で読んだ。確かに、捉え方によってはどこまでもドラマになりそうなところを、あえて水面の穏やかな面をピックアップして描いているような気がする。
京マチ子の激情がいつ…

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3.8
ロングでの風鈴吹きかける京マチ子がいい。
東京と川挟んだ田舎の行き来の移動の運動が軸。
灯籠のところで見ている元カレから手をふる笑顔の妹から母親に振ってるのが分かるカット割りは驚いた。
土星
4.9
森雅之の憎しみに満ちた老け顔が恐ろしい。無意識も暗喩も無しに最大限に直接的な罵倒を肉親に吐きまくるからすごい。そして京マチ子の肉体。
3.8

浦辺粂子母さんが気の毒で…
昔はお母さんはみんなこんな感じだった
夫につくして、子供につくして、それが生き甲斐な母親
男性はどいつもこいつも…
(荒い言葉でごめんなさい💦)
ホントは妹思いの兄ちゃん…

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森雅之の名優っぷりには恐れ入る。自然過ぎて気づくの遅れた。
京マチ子も然り。
後半の息つく暇もない兄弟喧嘩のシーンは秀逸すぎて言葉もない。
日本の名匠成瀬巳喜男、ここにあり。
mam
2.6
このレビューはネタバレを含みます

何か男どもが嫌な感じ...。
兄(森雅之)にめちゃくちゃに平手打ちされる妹(京マチ子)、たとえ愛のムチといえども見てらんなかった。

お盆の灯籠流し、この時代には普通にやってた事なのねぇ...戦後8…

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『羅生門』の2人が現代劇で再共演。『羅生門』とは打って変わって森雅之は京マチ子に対して攻撃的な態度を示す。京マチ子もあくまでも普通の女性として描かれる。

一つの川の近くで繰り広げられる人間模様。人…

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