まずは、非常に面白かった。日本でなかなか上映されない映画なので、見ることができてよかった。
ジョージア映画を見るのは初めてだが、とりあえずアブラゼ監督の「祈り」三部作の中ではこれが一番おもろしろかっ…
テノール市長の怪演、葛藤息子の熱演、不条理独裁の恐怖。
親世代の暴挙を、子世代が認め謝罪できるのかというテーマが重くのし掛かってくる。
ベートーヴェン歓喜の歌のそら恐ろしさに身震いする。
(岩波ホ…
このレビューはネタバレを含みます
ある都市で市長が死に、遺体を掘り返す女が捕まり裁判にかけられる。裁判の中で女は生前の市長の粛清の事実を告発する。その話を聞き市長の息子、孫息子は良心の呵責に苦しみ孫は自殺してしまう。息子は市長の墓を…
>>続きを読むヒトラーみたいな造形の独裁者とその過激で見てるだけで殺したくなる言動、それがこの作品の成功に繋がったように思う。
しかし独裁者を掘り起こして捕まったことで悪業を暴露しようとするあの男、中々の策士だ…
ジョージア映画です。独裁者の市長が死に、その死体が墓から2度も掘り出される事件が起こります。犯人は捕まり、過去に起こった市長とのあれこれを法廷で話し始めます。独裁者への糾弾、そしてその独裁者によって…
>>続きを読む反政府、レジスタンスの言葉では語りきれない人間罪深さよ。懺悔では許されない罪、上塗りされた罪を背負った人間は死を持って懺悔す。聖なる死を認めない墓場掘り返し女、思春期真っ只中、悪徳政治家の孫の衝動は…
>>続きを読むグルジア映画。両親を殺した独裁者の死体を掘り返す女。土に還すと、その罪を許すことになる、ということらしい。しかしながら、この独裁者というのが冷徹に描かれているわけではなく、むしろユーモラス。なんとも…
>>続きを読むグルジア映画
・同じグルジアの「独裁者と小さな孫」とかいう映画がありましたが、本作は独裁者と息子と大きな孫みたいなお話。独裁者とその息子は一人二役。
・ソ連崩壊まで数年の1984年製作とのことで、検…
(c) Georgia Film ,1984 (c) RUSCICO, 2003