1984年製作、2008年日本公開。
観る前は難解で途中で眠ってしまうかもと思っていたが、予想に反し一気に見入った。
キリスト教をベースに、独裁政治社会の悲劇、続く悲劇が描かれている。
音楽が効果的…
【 グルジア人映画監督の心意気 】
グルジア(ジョージア)🇬🇪映画作家の作品は、なかなか観る機会がないが、どこかシュールな描写と、どの国でも起こりうる独裁政治を風刺した、普遍的なメッセージ性があっ…
反ソビエトの烙印を押されて長く公開できなかったそうだが、独裁の象徴の市長の描き方なんて包み隠さず嫌味たっぷりだしまぁ分かる。スターリン粛清時代の風刺との事だが、レーニン賞受賞した時に「レーニンの墓暴…
>>続きを読む宗教に入ってるわけではないが、生まれてきたことが罪というのはなんとなくわかる。贖罪というのは親や教師でも教えることができない。
オペラ歌ってるとこの顔が腹立つのと、2箇所ほどBGMが合ってなかったの…
長い。祈り三部作のうち最も弛緩している。
前2作の完璧さに対し見劣りは否めない。
しかしそれでもビンタ、丸太、懺悔、自殺等の抜群の良シーンで満足感は高い。ラストの切れ味も素晴らしいし。
でもやっぱ…
独裁政治に翻弄される親子を描いた作品でした。
意外とストーリーはしっかりとしていて、着々と進んでいく展開に目が離せませんでした。話が展開するごとに罪と道徳の矛盾?や複雑さが如実に現れてきて、何が善…
祈り三部作三作目。
本作が一番エンタメ色が強く見やすかった。
スターリン独裁時代とその後。
自らの手で粛清を行った市長とそれを黙認した息子、祖父の悪事を断固許すことはできない孫。
ヴァルラムは独…
エミール・クストリッツァとかアレハンドロ・ホドロフスキーの映画みたいで面白かった。ただ旧ソ連とかペレストロイカ、キリスト教とかの知識が殆ど無いので、この映画で表現したかったことを理解出来たとは言えな…
>>続きを読む前半は結構期待感があったが、中盤以降失速した感じは否めない。超現実的な描写や市長の恐怖政治の描写がもうちょっとあっても楽しかったかもしれない。
独裁者の市長は異常な魅力を放っていたので後半ももう少し…
(c) Georgia Film ,1984 (c) RUSCICO, 2003