犯人がその人とは全然気づかない
そのような人達が背負っている暗い時代
血に飢えた蛭のようなヴァルラム
真実を見る者 真実を聞く者を粛清する
強制送還された先から届いた大量の丸太
手紙のやりとりも…
本作はソビエト連邦崩壊前夜の伝説的映画として日本では紹介され、この度DVD化されたの購入して鑑賞したが傑作。いわゆるテンギズ・アブラゼの祈り三部作の一作にあたる本作は、グルジア映画を代表する作品にな…
>>続きを読む始めのうちは、ユーモラスでわけのわからないような展開で進む。次第にシュールな場面は登場人物の心のイメージとして捉えればいいのだということがわかってくると、俄然わかりやすくなる。と同時に物語はシリアス…
>>続きを読む第40回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ。
テンギズ・アブラゼ監督作。
恐怖政治に翻弄された家族の運命を描いたドラマ。
真綿で首を絞められるような恐ろしさを感じる。独裁者による恐怖政治の隠され…
このレビューはネタバレを含みます
市長ヴァルラムの死体を何回もケテヴァンが掘り返したのは、ヴァルラムを筆頭とした政治権力に両親を粛清されたことへの復讐のためなのでしたというお話。ヴァルラムとアベルが見事な一人二役。
よく旧ソ連で撮…
亡骸のうえには合唱のシーツが掛けられるけれど、いつかの誰かは厭な予感に逃げ惑う悪夢にとらわれる。いつだっておいかけてくる洗脳のような支配。悪魔は悪魔に懺悔して、邪悪は崖の上から棄てられる。そんな夢を…
>>続きを読む(c) Georgia Film ,1984 (c) RUSCICO, 2003