フェリーニが日本で人気を得るのは1957年キネマ旬報ベスト・テンで1位になった本作からである。
「道」は1954年ヴェネチア映画祭に出品、ルキノ・ヴィスコンティの「夏の嵐」と争っていた。共産主義…
孤独を堪えられない男と、自身の存在意義の保証のために男と協働せざるをえない女の共依存の話としてみた。この時代からこのテーマを選択することそれ自体がすごい。雑技団や教会といった安置に身をおけずどうして…
>>続きを読む静岡のガールズバーの刺殺事件が起きた時、何となくこの映画の登場人物であるザンパノが脳裏に浮かんだ。古今東西、昔も今も、事件を起こした男のようなメンタルをもつ輩は居なくなることは無い。
知的障害を持…
ただ、好きだと言えばいいだけなのに、その手段を知らないから粗雑になる、各登場人物の愛らしさが本当にたまらなかった。
側から見れば本当に嫌なやつなんだけれど、それこそ人間なのではないかと思わされた。
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