正直自分の観てきた映画の中でも3本の指には入る名作!この映画の普遍性が持つ力はとてつもないと感じた。少年時代に多くの人が抱く社会や親からの疎外感を克明に描き出すリアリズムが素晴らしい。最後の浜辺を歩…
>>続きを読む言わずと知れたヌーヴェルバーグの代表作。
『ワカラナイ』の小林政広は映画の最後に「アントワーヌ・ドワネルと父に捧ぐ」とだけ出した。
もう何年も見ていない、最後の見たのは学生の頃か。
正直アントワ…
冬の寒さが伝わってくる美しくもどこか物寂しげなパリの街並みや枯れた自然の景色。思い通りにいかないとすぐ腹を立てる自己中心的で幼稚な大人達への反抗、そして気の合う親友との友情。トリュフォー監督の繊細な…
>>続きを読む内容ももちろん良かったのですが、この映画はとにかく記憶に残るカットが非常に多かったです。
子どもの頃にしか見えなかった世界、感じることの出来なかった感覚、それらが見事に映像化されていて、主人公の少年…
親や環境もあってグレてしまいスポーツも勉強も苦手で好きなのは映画を観にいくことだけという少年アントワーヌを描いた映画(トリュフォーの実体験を基にしているある意味での自伝映画でもある)
子供にとって世…
絶対的な存在の大人達と、子供達との間にある隔絶。時に子供の方が大人達の事情を知っていることもあるんだなと。
型にはめ込もうとしているのはいつも大人の方なのかもしれない。
大人は判ってくれないというか…
序盤の、教師がテキストを投げ捨てるまでのテンポの良さで傑作だと確信する。
大人の後ろに列をなした子供たちが気ままかつリズミカルに離脱していく様が楽しい。
主人公の友達の服装が渋い。
大人による庇護と…
アントワーヌがとても賢い子どもに映る。目つきや表情が。物憂げで、且つ白黒映画の良さがひしひしとかんじられる映画でした
居場所のなさ、やりきれなさ、不当で理不尽なことばかりの日常、純粋で綺麗な子どもの…
(c) 1959 LES FILMS DU CARROSSE