ナンニ・モレッティはイタリア的で癖の強い作風だから日本ではあまりウケが良くないようだ。私は好きですが。
モレッティ演じる主人公の息子が死んでからの展開が「家族」という共同体そのものを解体していくよ…
2001年公開のイタリア映画。
監督、脚本、主演はナンニ・モレッティ。第54回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。
イタリアの小さな港町で暮らす精神科医のジョヴァンニは画商を営む妻パオラと息…
良かった。
哀しみに対してどのように向き合うかは家族でもそれぞれ異なる。かなしんで沈んだり、懐かしんでさぁと生きようとしたり、そのときの環境によっても違うだろう。
家族が車で歌ってるところがよいな…
突然息子が事故で死んでしまった家族の再生の映画。
大きなドラマはない。ただただたんたんとゆっくり息子を亡くした家族を描いている。見ていて心が動かされる。最後に家族が笑うところでほっとする。
…
あの時に戻れれば、あの時こう言っていれば。誰しもそう思ったことがあるかもしれない。この映画を見ると究極にそれができたらと胸がかきむしられる。息子を亡くした精神科医の父とその妻、娘の、その後の日々が描…
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あぁ、ジャケット写真のシーンはどこだったのだろうと思っていたら、そうか…そうあって欲しかった「過去」だったのか。
ガンの宣告を受けるショックで呼び出した患者が息子を殺したわけじゃない。だけど、行…
このレビューはネタバレを含みます
良い。
・小さな仕草や、行動が登場人物の気持ちをよく表していてリアルだった。人間的だった。
・カウンセラーと患者の関係もおもしろかった。ジョバンニはカウンセラーとして悩みを聞いたりアドバイスするわ…
物語の核になる家族の一人を失って、残された者たちの心情を描いた前半は観るのも辛いがわかりやすかった。
一方で、死んだ子の文通相手が現れる終盤の展開は家族の心情がよくわからない。とても難しい。再生と言…