“生きてきた事。これから生きていく事”
カウンセラーの中年男性の父を中心に仲良く理想的な家族。
平穏に過ごしていたある日、息子が理科室のアンモナイトを盗み出したとして学校に呼ばれる父。
息子の潔白…
レイモンドカーヴァーの短編が元の息子を失った家族が再生していく物語。
カーヴァーの大聖堂やささやかだけれど役に立つことに通じる人の強さや希望を感じることができた。バードマンで演目でカーヴァーをやるな…
溢れる寸前まで涙が溜まり、画面が滲む。何度もそれを繰り返した。
精神科医のジョヴァンニ、妻パオラ、娘イレーネ、息子アンドレア。
ある日起きた事故により、アンドレアを失った家族たち。
多くは語られ…
このレビューはネタバレを含みます
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悲劇が訪れた家族が物語の終わり頃にはなんやかんやで悲しみを乗り越える映画に対して違和感を感じていた。
この作品は素晴らしく良い。
この家族は息子を失った悲しみをこれから先も乗り越えはしない。
しかし…
このレビューはネタバレを含みます
大事な人を失って、それでも時間はいやでも過ぎてゆき、
残れた人たちはそれぞれが事実を受け入れていかなくてはいけない。
バラバラに、1人1人がいろんな受け止め方をしていく中、大事な人が大事にしていたも…
特別だけど特別じゃない喪失のその先に、ずっと拡がる"これから"。
身近な誰かの死をこんな色合いで描いた映画、他にちょっと思いつかない。
大きすぎる変化を受け入れられないまでも、何とか歩き始めるラ…