この映画で描かれるのは、終わりのない日常。
毎日訪れる無数の患者の話を聞き続ける精神科医のジョバンニ。大抵の悩みや不安は和らぐだけで解決はしない。1秒でも長く忘れ、見ないようにして消えていくのを待…
何というか、この作品はありきたりな感動ストーリーではないです。
予告編からはそのような印象も匂わせますが、その期待は裏切られます。
この作品はとても地味な一作です。
終わり方もお涙頂戴とはなりませ…
テーマからしてもっと深刻な展開を予想していましたが、静かな作りなのに全く退屈せずに見ることが出来ました。本当に良くできた映画だと思います。
交通事故のように第三者に責任を転嫁できる事故ではないという…
このレビューはネタバレを含みます
はじまりから約30分程でこの家族の素晴らしさを焼き付けさせられる精神科である父ジョヴァンニの存在が大きい
息子アンドレアを事故で亡くしてしまう…
とても、重く悲しい空気や時間がただ過ぎてく残された父…
昔一度だけ観てずっと忘れられなかった映画。
物語もさることながら、ラストシーンに流れる音楽が特に素晴らしい。
家族を悼む心と上手く付き合っていく事の大切さ。完全に悔いなく生きるのは困難でも、少しず…
ナンニ・モレッティの最高傑作。息子を失った父親と家族の、幸せと喪失の時間を静かでありながら、感動的な筆致で確かに描き出す。また何度も涙してしまった。娘の試着室での涙はやばい。親に見られたくない涙、…
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