砂丘を歩く「作家」のショットをどこかで一目見て「これは観ねば!」と思い、客席を快眠させようとしているとしか思えない狂気のタルコフスキーオールナイト上映に赴きましたが、なんとこれが一番眠かった
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我々は部屋に辿り着くまでに、何を失っていったのか。
一つはこれまで歩いてきた道を、一つは荷物を、そして一つは武器を、我々は部屋に辿り着くまでに失い、或いは捨ててゆく。
それはある意味で、神聖なゾーン…
明快な筋を持ち、タルコフスキーの中でもかなり観やすい作品。怖さの演出がうまくて、何でもない平原や廃屋の風景がゾッとする何かを孕んでいるように見せるのが上手かった。ラストに入る突然の奥さんのインタビュ…
>>続きを読む形而上における人間の欲望。
究極的な空間で自己存在の価値性を確認しようとするが、いかんせんそのようなものを自ら評価するのは困難であり、ネガティヴでもある。
無意識下の原罪のようなものをはっきりと認識…